にんげんぴかぴか

書店で見かけた時には最初「にんげんかぴかぴ」に見えてしまった。疲れてたかな(笑)

これは川崎洋さんが読売新聞で連載していた「こどもの詩」のコーナーをまとめた新書で、あたまわるいけど学校がすき―こどもの詩「あたまわるいけど学校がすき」に続く2冊目。川崎さんが最晩年に選んだ子どもの詩ということになる。このシリーズは好きで、他の出版社から出た選集も買っているが、「面白い!」と感じるのは総じて特に小さい子供の詩。小学校1〜2年生くらいまでかな。小学校も高学年になってしまうと、「詩」を書きたいと思い始めてしまうようで、先生にほめられるような、型通りの詩が中心になってしまう。大人になりきれないままに枠にはめられた知性がなんとも窮屈だ。その点、3歳やら5歳やらの発想の大胆な事といったら!一本取られた!と思うような言葉のダイレクトな訴求力に圧倒されてしまう。そういう幼児の奔放さが、教育によってしつけられて、やがて伸びやかな大人の知性につながっていく。その過程を見ていると思えば、成長の過程にある詩も読むのはまた楽しい。特に小さい子の、豪快な詩をあつめた曲集をいつか書いてみたいと思っている。


  1. タラ’s avatar

    にんげんかぴかぴに笑ってしまったのです(笑)

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