道路工事

とあるコンクールに出そうとして木管五重奏を書こうとしていたけれど、間に合いそうにないので断念。昨日の午後になって立て続けに仕事の催促の電話がきてしまったことが理由のひとつ。それまでにも他の仕事に時間を奪われてしまっていて、作曲に専心できるようになったのがようやく3日ほど前だった、というのも理由のひとつ。運悪く、向かいの小学校の壁の掃除だかなんだかが入ってしまっていて、業務用(?)の高圧シャワーか何かの音が朝9時から夕方6時までひっきりなしに鳴り続けていてとても集中できなかったのも理由のひとつ。特に最後の理由の「騒音」にはまいった。自分でピアノを弾いたり、和声や対位法の課題を解いたり、写譜や大雑把なアレンジをしているような時ならまだ耐えられるものの、自分の内にある音を聞き探っていく作曲のようなことをやっている時にあの騒音はどうしても気になってしまう。耳栓も効果なし。(涙)特に今書きたかったのは木管五重奏。音色での発想で音楽を形作っていこうとしているような時にはやっとイメージした音響イメージが一瞬で吹き飛ばされてしまう。とにかくタイミングが悪かった。今年のはじめごろにも運悪く、オケだったか合唱だったかを書いていた時に目の前の道路を掘り起こして一ヶ月ほどの間ひっきりなしに下水工事の轟音が鳴り止まなかったことがある。この時もとにかく辛かった。(涙)・・・今住んでいるのは小学校の目の前。普段は子供の元気な遊び声が聞こえてきたりする程度で、それは生活音としてそう気になることもないし、今住んでいる場所にとりたてて不満はなく過ごしているけど、作曲に集中している時に騒音が飛びこんでくるようなことが続いてしまったので思わず引っ越しが頭にちらついてしまう。東京に住んでいて生活音と無縁で生活できるとは思わないけれど、せめて作曲したい時に作曲に集中できる程度の環境を確保したい。今回みたいに日中ずっと同じ音が絶えず鳴り響いているのはまっぴら。で、木管五重奏は近い将来、何か他の機会を目指して書くことに切り替えたので依頼を頂いた楽譜作りに勤しむことにします。ひとつは中学生用の合唱曲。詩人の高塚かず子さんにお願して何篇か若い人向けの詩を送っていただいている。うまくいけばまた高塚さんのことばに曲を寄り添わせることができるわけで、久々の楽しみな作業。もしうまくいかなかった時のための詩も数篇探してある。ひとつはピアノトリオ(Vn,Vc,Pf)のためにアレンジを少々。展覧会の絵など。ひとつは「箱根八里」の混声合唱用のアレンジ。【クラシカルにオリジナリティあるアレンジで】だそうです。再作曲に近いような作業になりそうで、これはこれで楽しみ。他にもいくつか。課題はいろいろあります。自分の作曲や勉強も進めていきたいしね。


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