フニクリフニクラ

フニクリフニクラの編曲を頼まれたので、準備のためにいろいろ調べてみました。多分小学校か中学校くらいの時に音楽の授業で歌ったりしたことくらいはあるのに、何故か思い出せる歌詞が「おに〜のぱんつはいいぱんつ〜 強いぞ〜 強いぞ〜・・・」だけなんです。(^^;)授業でこんな歌詞は歌わないはず!と思って調べてみたら判明しました。上記の歌詞は替え歌でしたね。(^^;)他にも(僕は全く知らなかった)フニクラとかけてぐりとぐらを歌った替え歌があるらしいです。(これはどんな内容の歌詞なんだろう?)正規の歌詞(?)は「赤い火を吹くあの山へ 登ろう 登ろう・・・」と始まるもの。ただし、この日本語訳はイタリア語の本家と比べると意訳や創作の部類に入ります。まぁ、どうしても歌を日本語に訳すと1つの音符にシラブルを1つ、という独特の処理が必要になってくるので仕方ないですね。他にもそういう歌はたくさんあるんでしょう。イタリアの民謡かと思い込んでいたら、どうやら民謡ではなく、デンツァLuigi Denzaというイタリアの作曲家がイタリアのベスビオ火山に登山鉄道ができた時のキャンペーンソングとして作った曲のようですね。民謡だと思い込んでいたのはどうやら僕だけではないようで、かのリヒャルト・シュトラウスも「イタリアから」という曲(僕は存在すら知りませんでした)の終楽章でイタリア民謡のつもりで引用してしまっているらしいです。編曲はきっと数多あるんでしょうが、面白そうなところではシェーンベルクが室内編成で編曲しています。地道に編曲してるんでしょうか。それとも大胆に面白い編曲になっていたりするんでしょうか。気になるところです。日本ではNHKの「みんなの歌」で紹介されたために一気に広まったらしいですね。この時の歌詞が上記の正規の(?)歌詞。細野晴臣さんもどうやら自分のアルバムに収録しているようで、これもちょっと興味あります。検索している途中で偶然、ドナドナは離散したユダヤ民族の想いを裏に秘めた歌だった、という説も見かけました。牛が売られていくだけでも充分重い歌なのに・・・。意外な歴史を秘めた曲って結構民謡、童謡には多そうですね。と書いたところで、覚書も兼ねた今日の日記はおしまい。


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