矢沢宰

昨日、今日と2日間、神奈川の合唱団「相模台グリーンエコー」さんの合宿にお邪魔してきました。来年の5月に初演予定の委嘱曲について話し合うためです。グリーンエコーさんについては、2年前に1度、拙作「野菜畑のソクラテス」の演奏を聴いたことがあるだけで、合唱団の性格も指向もあまりわかりません。委嘱者を良く知りたい、という僕の希望に応えてくださったかたちで今回の合宿参加が実現しました。もっぱら練習を聴かせていただいて、あとは委嘱曲のテキスト、イメージについて話し合うだけのつもりだったのに、話の流れで、団内アンサンブルコンテストにまで参加して歌ってきました。カプレの3声のミサ。久々に楽譜を見て、恋い焦がれていた事を思い出しました。清澄で美しい世界。こういう、シンプルに輝く女声の曲も機会があれば書きたいなぁ。 委嘱曲のテキストについては、僕からも何種類か候補を提示して、合唱団側からもいくつか候補を出していただきましたが、話し合った今の段階では矢沢宰さんになる可能性が高いです。矢沢宰といえば萩原英彦先生の作曲した「光る砂漠」が有名ですが、あれには使われなかったテキストの中にも、まだまだ素敵な詩がたくさんある。やわらかく光り放つような世界が、グリーンエコーさんの音色、音楽にはマッチするんじゃないかな。まだまだ選択の余地はありますが、しばらくは矢沢宰の方向を探っていきます。


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