交響変奏曲

平吉毅州(ひらよしたけくに)氏の交響変奏曲(1969)が放送されるとわかったので、久しぶりにNHK-FMの「現代の音楽」をエアチェック。今のところに引っ越してから、まともにラジオを聴いていなかったので、あわててケーブルを買ってきてテレビのアンテナプラグにつないだ。ちょっとノイズが入ったけれど曲のアウトラインは充分見える音質で録音できた。平吉氏のこの作品、存在を知ったのは4年程前かな。たまたま大学のオーディオ資料でレコードを聴く事が出来て心奪われた。楽譜はどうにか入手できたものの、音源が昔出たレコードのままCD化されていないようで、ずっと楽譜を眺めては妄想する日々を送っていた。2001年にキングレコードから過去の尾高賞受賞作品が出た時にも期待したけどエントリーされてなかった。まだ他で買えるような音源を重複発売しなくても、と恨めしく思ったものだ。それを今日、ようやく手元に録音を置けた意味は大きい。ただ、イメージばかり膨らみすぎたのか、思った程には肉迫するエネルギーが感じられなかったけど。再生装置の影響もあるかな。それでも充分得るものはあった。5、6年前まではNHKの番組編成ってもっと面白かったような気がする。こちらが一通り聴き慣れて新鮮味を感じなくなったというのもあるのかもしれないけど、クラシックでもけっこうマイナーな佳品を滑り込ませてくれたりしていた。それがある時期から急に惰性の、ありふれた名曲ばかり流れるようになって魅力を感じなくなった。良く言えば敷居を下げた、間口を広げたということなのかもしれないけど、そのせいで聴かなくなった僕のような人も結構いるのではないかと思う。そういう人も取り戻すような、そんな編成に戻ってくれ!NHK!


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