小泉文夫

以前は電車の移動中には楽譜を読んでいたりしたけど、最近は読書に方針転換。ちゃんと活字にも触れておかないとね。この間は小泉文夫さんの音楽の根源にあるもの(平凡社ライブラリー)を読了。いい刺激を受けた本です。まだ知らぬ民族音楽にたくさん触れたくなった。特に鯨を狩るエスキモーの歌と言うのに触れてみたい。次に読んでいるのは平田オリザさんの「演劇入門」(講談社現代文庫)。別にこれから劇団に入りたいわけでもないんだけど、劇作法にちょっと興味があるので買ってみた。。何か役立つことがあるかもしれないし。まだ殆ど読めていないなかでナルホド!と思ったのはインターネットについてちょっと触れた下り。平田さん曰く、「話し言葉(だけ)で書く」と言うことはずっと歴史上戯曲作家だけの専売特許のようなものだった、と。それがインターネットが出てきたことで特に話し言葉の書法を身につけているわけでもない一般の人が不特定多数の人の目に触れる話し言葉を「書く」状況が生まれてきた。これは今までの状況には無かったこと。そこで、対面の会話や手紙なら何でもないようなことでケンカになってしまう状況がしばしば起こっている、と。(記憶で書いているから多少あやふやですが)おおよそこんな感じのことが書いてあります。(本としてはちょっとした余談程度に書かれていますが。)僕自身も思い当たることがいくつか。最近も身近かな人が巻き込まれてしまったばかり。そうは言いつつも、特に訓練したわけでもない話し言葉をこうして書きつけてしまっているわけですが(^^;)人のことばを読むときには割り引いて、また人にことばを書くときには迂闊に傷つけてしまうことのないように一層気をつけるように心がけたいものです。特に僕はことばが冷たくなる傾向にあるみたいだから気をつけないと。(^^;)


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