きつねうどん

詩人の佐々木幹郎氏がある講義で話していた余談。

モノづくりの秘訣は加算ではなく減算にこそある、と。文学でも音楽でも大半の1流ではない人たちは、思いきって作品から要素を削ることができない、と。(思い当たるフシがあるので耳が痛い)ここからきつねうどんの元祖のお店の話まで飛躍していました。この「元祖」のご主人曰く、「自分が持てる技を100%使った料理をしていたら、一度しか食べてもらえない。技術を抑えて85〜90%くらいにして料理してこそ毎日食べて貰えるきつねうどんになる」そうです。なるほどねぇ。なんとなくわかるような気もします。このお店は、大阪の船場にある「松葉家」。現在、唯一天然モノの薄口醤油を使って味付けしているお店らしいです。関西方面に行く機会があれば食べてみたいな。


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