フィンランドの音楽

先日、「フィンランドの音楽」という本を入手したので読んでみていますが、これが面白い。知らない作曲家が出てくるわ出てくるわ。(^▽^;)「コルテカンガス」とか「セーゲルスタム(作曲家としての)」とかが出てきたら「お、メジャー!」と思う。サーリアホやマグヌス・リンドベルイが出てきたら「おお!超メジャー」とか思う。そんな感じで、あちらの国の作曲家の名前がバンバン出てきます。何せ書いているのが名前だけ一人歩きして有名なカレヴィ・アホさん(他)ですから。きっと北欧音楽ファンなら垂涎の的でしょう。フィンランドのオタヴァ出版から出ている本ですが、何故か大変嬉しい事に日本語版が出ています。しかも、日本スカンジナヴィア音楽センターさんが実費で頒布してくれると言うではありませんか。(ホームページのお知らせ欄参照)僕もこのホームページでお願いして分けていただきましたが、事務局の方の話によると残りが少ないそうです。無くなる前に気づけて良かった。これを読んで申し込もうと思ったアナタ。注意して下さい。件のページは、申し込みフォームもメールアドレスも死んでいるので多分ハネられます。ホームページを良く探してみると、生きているアドレスが見つかるのでそこから頼んでみるが吉。夕方に東京フィルハーモニーの事務の方から突如電話あり。別に東フィルから連絡貰う覚えなんてないぞ!?と思ったら面白い話でした。作曲をやっているからとかいうのは多分関係なくて、東フィル会員に登録している人から無作為に抽出したのでしょう。「来シーズンのプラグラム案を作成中なので、実際に東フィルのコンサートに通っている人に見て貰って意見を貰いたい」という趣旨の話でした。それも電話ではなくて対面希望なのだそうです。面白そうなので、明日会う約束をしました。クラシックのコンサートに行くと、アンケート用紙に「あなたがこのオーケストラのコンサートで聞きたい曲目は何ですか」なんて項目が書いてある事がある。気が向いてアンケートを書く時には「なんと言ってもツィンマーマンの『兵士たち』」とか「ヴァレーズの『アメリカ』と『アルカナ』を一晩で!」なんて採算合わなそうなことを書いてくるんだけど(もちろん実現したら万難を排して足を運びます)それ以外にマーケティング調査をしているなんて話は全く知らなかった。だいたいどれくらいのサンプルを取っているのかな?とりあえず現代音楽好きとしては沼尻/東フィルの三善晃3回シリーズを絶賛して、同種の意欲的な企画があれば確実に通い詰めると断言した上で、どこでも聞けるようなクラシックの曲目はよほど演奏者が魅力的でない限りは食指が動かない事をアピールしてこようと思う。いずれ願いが通じますように。


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