響紋

『アメリカ先住民の3つの詩』の作曲。3曲ワンセットを考えているのだけれど、冒頭をどのように始めようか迷う。2曲目、3曲目のプランや、いくつかの山場のアイディアは見えているんだけど、それに見合う1曲目をどのようにまとめようか。ああでもないこうでもないと思い付いたものをスケッチしまくった一日。コレ!というネタが出てきたら書き進めたいんだけどね。どうもインパクトに欠けるネタしか出てこないんだなぁ。はやくとりまとめて楽譜を渡してしまいたいのだけれど。もう少し我慢。全音楽譜出版社のホームページが、年明け頃からずっと緊急メンテナンスになっていて見れなかったので心配していました。この御時世、楽譜出版社が順風満帆なんて話はまず聞かないし、(僕が確認しているだけで)一カ月以上もホームページが停止状態だなんて、もしや一大事でもあったのかと思ったんですが、さっき見たら復活してました。一安心。無事に復活したってことは純粋に技術的な問題だけだったんですね、多分。(そう信じたい。)新刊予定のところをみたら、2月の出版予定に三善晃「響紋」のピアノリダクションなんてのが載ってました。3月の再演に合わせた出版なんでしょうね。このタイミングだと、最低でも児童合唱団の人数分は売れるし(もちろんお客さんの中にも興味を持って買う人がいるだろうし)、うまくすれば練習中に見つかったミスも原稿に反映出来るわけで、こういう部分は全音さん、実にうまいです。商売なんだからタイミングを見計らうのは大切でしょう。手書きではなくて浄書譜での出版だったら、既に出版されている原曲オーケストラ版の印刷の薄さに苦労した人たち(僕含む)にとっても朗報と言えます。このまま勢いに乗って、さらに印刷が見にくいレクイエムとかもリダクションを出してくれないかなぁ?ビジネス的にリスキーなのは重々承知だけど、ついでにここ数年の、一連の管弦楽作品のスコアも出して欲しいなぁ。出たら買うのに。


Reply

メールアドレスが公開されることはありません。 * が付いている欄は必須項目です