とりあえず今回の危機は脱したけれど、(とは言え、まだ作業は残っている)今回のこの異常な作曲スランプをキチンと考えて、乗り越えないといけない。そのために少し書いてみます。まず、症状は「とにもかくにも音符が出て来ない」「出てきた音符のどれもが正しくない気がする」など。2月あたりから、一日中、8時間以上も五線やピアノの前に座っていて、何も出て来ない日が続きました。いい曲が書けない、ならまだしも、とにかく何も出て来ないのはキツかった。元来遅筆だけれど、かつてここまで浮ばなかった事はなかったなぁ。しまいには絞っても絞ってもネタが出ない状態に疲れ果てて精神的にも追い込まれてきました。(締切もとうの昔に過ぎてしまったし)かつて曲がうまく出来なかった時は、あくまで前向きに対処することしか考えられなかったのに、今回は頭の片隅に「逃げたい」というイメージがどうしても浮んでしまった。ただ、作曲意欲が減退したわけでもなく、モチベーションはちゃんと保たれていた。一方で、「曲を完成させる事への恐怖感」がどこかにあったような気がする。音符を確定したくない気持ち。一音書く度に曲が決められていく恐怖。曲に対する潜在的な不満があったから?新鮮に音楽に感動できる心理的状況を準備できていなかったこともあるかな。思えば、しばらくの間音楽で感動していない気がする。古典の名作にもしばらく触れていない。「僕はいい曲を書ける」という、いい意味での勘違い、イメージトレーニングをしていけるように、また1からやり直そう。そして、すこし客観的に自分の作品を捉え直してみよう。しばらくは、自分の考え、感情を整理して行く必要があるとおもう。なのでこういうメモのような記事が続きそうです。
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