少し時間が取れたのでひさびさにシェーンベルクの室内交響曲を聴いた。取り寄せていたスコアが何日か前に届いていたものの、しばらく開く暇がなかった。(たかだか3、40分のことだというのに・・・(^^;)学生の時、この曲の冒頭に出てくるエンハーモニック転調と完全4度で上行するモティーフが大好きだったことがある。(これは曲中で姿を変えて、何度も印象的に登場してくる)特に練習番号77の、弦のハーモニクスから管楽器の和声に受け継がれて行く部分が好きだった。他の部分はかなり濃密に書かれていることもあって大好きな音楽、というわけでもなかったけど(単なる趣味の問題)それでもあのエンハーモニックを聴きたくて何度も何度も聴いたものだ。シェーンベルクの楽譜は総じて高くて、前は図書館で眺めるだけだったのが、最近Doverからかなりの廉価で出始めている。シェーンベルクが廉価で買える、というのも時代ですねぇ。室内交響曲を聴いているうちにピエロも聴きたくなったので月に憑かれたピエロも久々に聴きなおしました。やっぱりいい曲。学び取りたい書法がたくさん盛りこまれている。
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