6月30日15時から、金沢駅前にある石川県立音楽堂で第3『新しい風コンサート』が開催されます。このコンサートは、金沢カペラ合唱団の指揮者である山瀬泰吾先生とご存命中の関屋晋先生、そして五木寛之先生の3者が「誰にでも口ずさめる歌を歌っていかなくてはならない」との信念で立ち上げたコンサート。
歌う金沢カペラ合唱団は、なんと命名者に五木寛之先生を戴いている、おそらくは世界に一つしかない合唱団。
というマクラの話は当事者ならみんな知ってる話でしょうが、多分ネットの情報には流れてないような話だと思うので書いてみました。金沢ローカルの話題だけで終わらせない方がいい話だと思うので。>カペラの皆さん
僕は縁あってこのコンサートの1回目から編曲関わらせて頂いています。このコンサート以外のものも含めると、山瀬先生の合唱団の為には多分10曲近く編曲を提供しているはずなのに未だにオリジナル曲でご一緒した事がない、というあたりもなんとも珍しい関わり方(笑)。
今回のコンサートははるばる湘南から湘南市民コール(故・関屋先生が育て上げた名門中の名門合唱団。僕も音源をたくさん聴いて過ごしました)を迎えるジョイントコンサートだという事で、金沢の歌(作詩が五木寛之先生)と湘南の歌を織り交ぜた最終ステージの編曲を書き下ろしました。
湘南の歌って何があるかなぁと考えるとすぐに浮かぶのがサザンオールスターズ(チャコの海岸物語、HOTEL PACIFIC)。でもコンサートで歌う/聴く人には熟年層もいるので、少し世代を上げて加山雄三(君といつまでも)。
資料に使ったCDのライナーノーツによると「君といつまでも」の有名なセリフ部分は、若大将がレコーディング時に即興的に加えたものだそうですよ。だけど、ちゃんと作詩者の了解は得たんだそうな。MS一さんも、ちゃんと最初に許可を取っていればあんな事には・・・。
一方で若年層向けの曲も何か入れた方がいいかと思ったんだけど、唯一思いついた湘南乃風があまりに合唱向きでなかったので断念(チャンスがあったら数十人で歌う?ラップを聴いてみたい気もする。恐いもの見たさで)。
間に金沢の曲を織り交ぜて、テンポの緩急で配列をして、といった感じで1ステージ20分分の編曲を準備しました。
演奏以外にも30分もの五木寛之トークコーナーがついているコンサート。ご都合のつく方は是非金沢までおいで下さい。僕も久しぶりに金沢まで行く予定です。
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第3回 『新しい風コンサート』
監修:五木 寛之
日時:2007年6月30日(土) 開場 14:30 開演 15:00
場所:石川県立音楽堂コンサートホール
入場料:一般2000円 学生1000円 高校生以下500円
特別ゲスト:五木寛之
音楽総監督:山瀬 泰吾
出演:金沢カペラ合唱団
賛助出演:湘南市民コール
主催:泰声会
(女声合唱団 悠、女声合唱団 杏、金沢カペラ合唱団、メディカルサロン七尾合唱団)
プログラム
〜第Ⅰステージ〜
♪ 金沢カペラ合唱団 ♪ 指揮:山瀬泰吾
混声合唱のための「うた」より
小さな空 作詞:武満徹 作曲:武満徹
小さな部屋で 作詞:川路明 作曲:武満徹
明日ハ晴レカナ、曇リカナ 作詞:武満徹 作曲:武満徹
さくら 日本古謡 編曲:武満徹
翼 作詞:武満徹 作曲:武満徹
○と△の歌 作詞:武満徹 作曲:武満徹
死んだ男の残したものは 作詞:谷川俊太郎 作曲:武満徹
曲順未定
〜第Ⅱステージ〜
♪ 湘南市民コール ♪ 指揮:清水敬一
混声合唱組曲「ある真夜中に」
全曲 作詞:瀬戸内寂聴 作曲:千原英喜
〜第Ⅲステージ〜
”歌は魂の食べ物である” トーク 五木寛之
〜第Ⅳステージ〜
♪ 金沢カペラ合唱団 ♪ 指揮:山瀬泰吾
”湘南の風・金沢の風”−湘南から金沢・歌のかけはし−
チャコの海岸物語 作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐 編曲:堀内貴晃
君といつまでも 作詞:岩谷時子 作曲:弾厚作 編曲:堀内貴晃
金沢望郷歌 作詞:五木寛之 作曲:弦哲也 編曲:堀内貴晃
浅野川恋歌 作詞:五木寛之 作曲:山崎ハコ 編曲:堀内貴晃
HOTEL PACIFIC 作詞:桑田佳祐 作曲:桑田佳祐 編曲:堀内貴晃
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