コンサート

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フルートアンサンブル・トリプティークのために新しく書いたクリスマス・ソングメドレーが12月19日に演奏されます。

曲も仕掛けもたくさん登場して、全部で15分くらいかかるけっこう大きな編曲になりましたが、通常のフルート3本だけでやり通します。と言っても、フルート3本でやりくりしてなんとか音楽を編成に落としこむ編曲ではなく、3本のためにピッタリ来る音を求めた結果の編曲なので、過不足なく等身大で作っていける音になった、かな?これまでフルート3本用の編曲はたくさん書いてきましたが、今回のもので一つ高いところまで書けるようになったような気がしています。

それをトリプティークが手がけるという事で、演奏も含めた音楽全体をお楽しみ頂けるのではないかと思います。季節モノであるため、この機会を逃すと次に聴けるのは早くとも1年後になると思われます。

是非今回を聞き逃さないように、会場までお運び下さい。会場は、クリスマスムードで飾られたザ・プリンス パークタワー東。東京タワー近くのホテルです。12月19日19時45分に演奏開始。平日ですが時間が通常のコンサートより遅いので、お仕事帰りの方、待ち合わせて誰かと一緒に聴きたい方にもオススメしたい内容です。

詳細はフルートアンサンブル・トリプティークのホームページをご覧下さい。

クリスマスライヴ2014フライヤー

 

ところで、編曲にあたって古今東西のクリスマス・ソングというものを色々探しなおしてみましたが、知っていて歌えるような曲に限ってもかなりの曲数がありますね。改めて驚きました。曲の指定のないメドレーの場合は、候補曲から絞り込むだけでもひと作業の分量です。

明後日12日に発売になるフルートアンサンブル・トリプティークのCD「Triptyque〜フルートトリオ・コレクション〜」の発売記念イベントが決定しました。

CDはネットや他のお店でも買えるのですが、東京近郊の方は是非、サイン会の参加券が付いてくるタワーレコードの渋谷、新宿、秋葉原、池袋の各店でお買い求め下さい。

こういうイベントってお店の方にも売れ行きが伝わってナンボ、人が集まってナンボという面があるでしょうから、イベント当日に行けない方でも上記のお店で買って頂けると嬉しいです。

また、イベントはCDを買っていない方でも気軽に聴けるようです。9月29日、フラッと渋谷にお寄り下さっても嬉しいです。

入場無料でどなたでもお聴き頂けますが、タワーレコード渋谷店、新宿店、秋葉原店、池袋店でトリプティークのCD「Triptyque〜フルートトリオ・コレクション」を買うとサイン会参加券が貰えます。その参加券と購入したCDを持ってイベントに来ると、ライブ終了後にトリプのサインが貰えるしくみです。
サイン券は事前購入でも当日購入でも上記の4店での購入時に貰えます。スケジュール帳に「タワレコでトリプのCDを買う」と書き込んで、お近くにお寄りの際に買って下さいね。もちろん「当日のライブを聴いて良かったら買う」でもOK。
お誘い合わせの上どんどんお越しください!


タワーレコード渋谷店イベント「Triptyque〜フルートトリオ・コレクション〜 CD発売記念インストアライブ&サイン会」
◎2013年9月29日15時〜
◎タワーレコード渋谷店7階 イベントスペース
◎入場無料
◎出演:フルートアンサンブル・トリプティーク(樋口貴子・鈴木舞・渡邉加奈)

 

・タワーレコード渋谷店、新宿店、秋葉原店、池袋店にて8月12日発売のCD「Triptyque〜フルートトリオ・コレクション」をお買い上げのお客様は、ライヴ終了後のサイン会にご参加頂けます。
・サイン会に参加ご希望の方は、サイン会参加券とお買い上げのCDをご持参の上、会場へお越し下さい。
・都合によりイベントの中止や内容変更の可能性がございます。あらかじめご了承下さい。
・当日の録画、録音、写真撮影はお断りさせて頂きます。

【お問い合わせ】タワーレコード渋谷店 03-3496-3661
http://tower.jp/store/event/2013/08/003053

6月17日11時から初演@ドイツのフライブルク劇場で、弦楽三重奏のためのSimileが初演されます。

何の手違いか、フライブルク劇場のサイトには一番最初に出した仮タイトルBewegung(動き)として載せられてしまっていますが、ご愛嬌。

初演だし、とても聴きたい(&見たい)のですが、行くだけの余裕がなくて断念です。残念。近郊の方はもし都合がつくようでしたらお運び下さい。2011年初めに書いた曲です。

simileは、イタリア語であると同時に同じ表情を/同じ事を続けなさい、という意味で使われる音楽用語でもあります。simileは知らない人も、実は日本語の日常語になったsimileはご存知のはずですよ。ファックス→ファクシミリがそれです。英語で書くとFacsimileなんですが、これはラテン語のfac simileから来ています。facは「作れ」で、simileは「似せて」。つまりfac simileは「似せて作れ」という意味なんです。別に電話線を使うFAXに限らず、複写されているものはfacsimileなんですね。

楽譜なんかでも、作曲者の自筆譜や初版譜をそのまま複写したものが必要になることがありますが、そういう楽譜を「ファクシミリ版」と読んでいますね。

さて、なぜ僕の曲がSimileかというと、ヴァイオリン、ヴィオラ、チェロという大きさの違う3つの楽器の相似関係を利用して、音程ではなく演奏の身体スケールを比率として取り扱っています。

様々な音程の動きをcmで計算し、数字で作曲しているんです。ヴァイオリンにとっての開放弦→オクターブの指の移動距離はチェロの場合には?みたいな発想で。

でもヴァイオリンとヴィオラは、持ち方まで含めて相似形ですよね。それに対してチェロは、楽器の向きがほぼ反対のようになります。そのあたりのギャップも、曲の中で利用して、さまざまなsimileの形を投入してみました。

 

そういう曲なので、音だけ聴くよりも、目で見たほうがずっと面白いはずです。なので初演に立ち会えないのはとても残念。ビデオでも送ってもらえると嬉しいんだけどなぁ。

今年で設立10周年になる静岡県伊東市のフルートアンサンブル IZUさんの、10周年記念演奏会のための委嘱としてフルートオーケストラ用のクリスマスソングメドレーを書きました。
コンサートのトリをかざるとの事で、全部で12分くらいの結構ボリュームのある編曲です。よく知られたクリスマス・ソングばかりを集めましたが、いろいろヒネリのある編曲になっていますよ。
フルートオーケストラには馴染みのない人も多いと思いますが、普通のフルートがたくさん登場するのはもちろん、ピッコロ、アルトフルート、バスフルートからコントラバスフルートまで、なかなか見られない珍しい楽器が登場するのも見どころ・聞き所です。

オーケストラ大のフルートアンサンブルの他、小さめのアンサンブルや講師の先生によるソロ・デュオと盛りだくさんのフルート音楽をお楽しみ頂けるコンサートです。

静岡県の伊東市は、東京からJRの鈍行に乗っても2時間前後で到着できる海沿いの素敵な街です。日曜午後のコンサートなので、前後に温泉に入って日帰り旅行するもよし!という事で、興味のある方は是非とも足をお運び下さい。

フルートアンサンブルIZU 10周年記念演奏会

【日時】 2011年12月11日(日)13時半開演(13時開場)

【会場】伊東市観光会館ホール(JR伊東駅より。タクシー・バス等もあり。徒歩の場合15分程)

【料金】一般1000円、学生500円

【指揮】仲戸川智隆

【出演】フルートアンサンブルIZU、フルートアンサンブルIZUジュニア、葵フルートアンサンブル(ゲスト)、樋口貴子(フルート)、坂野真由美(フルート)、白尾絵里(ピアノ)

先日お知らせしたアンサンブル・アイリス 戸田在住の音楽家によるファミリーコンサートが昨日無事に終了しました。

乳幼児も含めて、会場のピッツェリア・オオサキさんが満席になるほどのお客様がご来場下さり、アットホームな雰囲気に包まれたコンサートでした。アンケートの回収率が7割に達したことからも見えてくるように、企画・演奏者側とお客さんとの距離がとても近い時間を一緒に楽しむことができました。ご来場頂いたお客様、ありがとうございました。

もちろん質の保証された音楽や演奏は重要事項。それに加えて今回はターゲットを地元の戸田に絞った事で、音楽以外にお客さんと共有できる要素があったというのは大きいかもしれません。途中、僕がMCで触れた戸田の話もわりと好評で、帰りがけに僕に曲のことには触れずにトークがうまいですね、と声をかけてくださったお客様もいらっしゃいました。

アンサンブル・アイリス ファミリーコンサート

サン=サーンスの「タランテラ」を演奏中

単に地元の音楽家が地域で(他でも聴けそうな)音楽を届ける、というだけに留まらず、「ここに来れば他では聴けない音楽が聴ける」、そんな活動が増えると良いと思います。「ローカル」というのは決して「その他大勢」の事ではなく「その他のどれとも違う局所」なんですから。顔のある音楽と付き合っていきたい、と思うようになってきている今日この頃です。

新譜を含むコンサートのお知らせ。

僕はいま埼玉の戸田市に住んでいますが、この度、同じく戸田に住んでいる音楽仲間とファミリーコンサートを開きます。やはり戸田市にあるおいしいピッツェリアに出会えるお店、オオサキさんを会場としてお借りして、ケーキとお茶つきの気軽な雰囲気でフルート、クラリネットとピアノ、そして朗読までをお楽しみ頂けます。

 

日時 2011年8月28日(日)
開演 午後3時
料金 おいしいケーキとお茶がついて
大人2500円・中学生以下1500円
※3歳児以下無料・乳幼児可
演奏 アンサンブル・アイリス
(フルート 樋口貴子 、クラリネット 菅生千穂)
ピアノ 柏木薫(ゲスト)
曲目 愛のあいさつ (Cl, Pf)
「歌の翼」による幻想曲 (Fl, Pf)
タランテラ (サン=サーンス作曲:Fl, Cl, Pf)
となりのトトロ (Fl, Pf)
君をのせて(Fl, Pf)
さるかに(壺井一歩作曲:Cl, Pf, 朗読)
日本の憧憬(堀内貴晃編曲:Fl, Cl, Pf) ほか

拡大できるpdf版のチラシはこちら→familyconcert20110828

フルートとクラリネットの二人はなんと戸田市内の同じ住居の現住人と前住人。アンサンブル・アイリスは異色の「部屋つながり」アンサンブルです。

僕の編曲「日本の憧憬」はこのアンサンブルのために書いた、日本の四季の歌のメドレーです。こういう編曲はほのぼの懐かしい音楽が並ぶのがほぼ慣例ですが、「日本の憧憬」はかなり技巧的なカデンツァあり、音量大爆発ありで慣例に背を向けた、しかし骨太な編曲。

民話「さるかに合戦」を朗読つきの作品「さるかに」に仕立てた壺井一歩さんも戸田在住。今回のピアノを弾いて下さる柏木薫さんの「語りピアノ」の活動から生まれた「さるかに」では、現実的な音と実直に向き合い続ける壷井さんならではの、子どもから大人まで楽しめる豊かな時間を楽しめます。

ちなみに壷井さんとはこの他にフルートとクラリネットのためのデュオの編曲をリレー形式で共作してみたりもしました(詳細は当日のお楽しみ)。

 

戸田・戸田・戸田・戸田!と近所の音楽仲間が集まってお送りするコンサートです。戸田にお住まいの皆様に楽しんで頂きたいのはもちろんですが、市外の方のご来場も大歓迎です(意外と池袋や新宿、上野からのアクセスもいいんですよ)。8月28日はピッツェリア・オオサキでお待ちしています。チケットのお求め・お問い合わせは堀内までメールでご連絡ください。

  • JR埼京線戸田駅からお越しの方:
    国際興業バスの蕨54利用(4分乗車)、「中央六」下車 徒歩2分
  • JR埼京線蕨駅からお越しの方:
    国際興業バスの西川64・蕨54利用(3分乗車)、「中央六」から徒歩2分
    もしくは
    ぷらっとわらび南ルート利用(5分乗車)、「ふるさと土橋公園」下車 徒歩2分
  • JR埼京線西川口駅からお越しの方:
    国際興業バスの西川64利用(7分乗車)、「中央六」下車 徒歩2分

今度の火曜日19日に、新作の発表があります。

FilmMusik-Abendと題された一夜。火曜日19時30分からWiehreの旧駅舎を改造した映画館Kommunales Kinoにて。http://www.koki-freiburg.de/
入場は5ユーロ、割引が4ユーロです。

作曲科の学生が作った映像のための音楽作品が並びます。
僕は今回、テープ音楽(と今の時代でも言うのかなぁ?)を作りました。タイトルはTempo di Bolero(ボレロのテンポで)。長く迷った末にふと思いついたこのタイトルがとても気に入ってます。さりげなく曲のいろいろを本質的に説明できるタイ トル。曲はもちろんボレロを素材としていて、16分あります。

プログラムは
Carlos Cotallo Solares
Minkyu Kim
Irene Galindo Quero
Fredrik Wallberg
Takaaki Horiuchi : Tempo di Bolero
Carlo Thomsen
の順。各作品のタイトルはいま手元にありません。

ドイツ在住でご都合のつく方は、ぜひお越しください。

珍しくポスターのデータももらえたのでついでに載せておきます。グリッドデザインがダイレクトに使われているあたりがいかにもドイツらしく、機能的で、ダサい。これをフォーマットにして毎回文字を入れ替えるだけなんだけど、僕はいつも、70/80年代とか堀内誠一さんとかのデザインと同じ匂いを感 じ取ってしまいます。

FilmMusik 19. Januar 2010.pdf

 

既にプレミエが終わってしまいましたが、7月12日から8月16日までの間、ロットヴァイル室内劇場というところで上演されている野外劇「ロミオとジュリエット」の音楽を担当させていただいています。打楽器奏者二人のために書き下ろした音楽です。上演時間は2時間15分くらいでしょうか。

劇場のホームページ担当者がなかなか更新してくれないので、作品紹介のところにはクレジットがまだ載っていませんが、画面左のEnsembleというところをクリックしてもらえばTakaaki Horiuchiと載っているのをご覧頂けるでしょう。
http://www.zimmertheater-rottweil.de/

Rottweilというのはドイツ南西にある街。トロッシンゲンとシュトゥットゥガルトの間に位置する街で、フライブルクからだと電車で2時間〜2時間半くらいのところにあります。
小さな街だけど、とてもきれいな、観光に行くにもオススメの街です。
野外劇の舞台となっているのは、本来の劇場から少しだけ離れたところにある、見晴らしの良い丘の切れ目。鳥の歌声が豊かで、上演中に次第に夜のとばりが訪れる様は何とも言えず幻想的です。

ドイツ在住の方や、たまたま旅行でドイツを訪れる方は是非お運び下さい。8月16日までに22公演が予定されています。

公演日程はこちらでご確認いただけます。(いくつか移動公演もあるので注意です!)

ドイツ語ですがレビューも出ています。
http://www.nrwz.de/nrwz/theater/00027850

ところで、日本では「ロミオとジュリエット」として親しまれているシェークスピアのこの劇、ドイツでは”Romeo und Julia”と呼ばれています。ロメオとユリア。
ロミオ→ロメオくらいの変換は問題ないんですが、ジュリエット→ユリアの変換は、かなり受け入れるのに時間がかかりました。実際に作曲して、最後の集中稽古が始まった頃になってようやく自然と”Julia”が腑に落ちるようになって、初演が終わった今は逆に「日本語では何だっけ?」と1秒ほど思考が止まってしまいます。

18日土曜日18時からベルリンで新作の上演があります。Blind Spot – Klang in Film und Videoというイヴェントの一環。

僕はマルセル・デュシャンが1926年に撮った無声映画Anémic cinémaのためにサイン波だけを使って作曲しました。

会場は、Charlottenstraße 55にあるハンス・アイスラー音大のスタジオホール。入場料は4ユーロです。

詳細は、Klang-Film-Video-Festival „Blind Spot“から、Samstag, den 18. Juli 2009, 18.00 Uhrとなっているところをクリックして下さい。他の作品情報も出ています。

「小管弦楽のためのCapriccio あばれ祭りに寄せて」が、北ドイツのシュレスヴィヒ=ホルシュタイン音楽祭2008で、井上道義指揮のオーケストラ・アンサンブル金沢によって演奏されます。その他の作品はチャイコフスキー、ショスタコーヴィッチ、アウアーバッハとハイドン。

8月2日は20時から、Norderstedtという、ハンブルクから電車で40分ほどの街で、
http://www.shmf.de/inhalt.asp?id=19581&Zeit=17:35:14&BesucherID=58335358

8月3日は19時から、Itzehoeという、ハンブルクから電車で1時間ほどの街で、
http://www.shmf.de/inhalt.asp?id=19588&Zeit=15:05:43&BesucherID=58335358

それぞれ演奏されます。会場やチケットの詳細は上記リンクでご確認下さい。

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