最近文字書き作業の時のBGMとして、ベートーヴェンの交響曲を聴きなおしてます。ケーゲル/ドレスデンフィルの全集。今日は5番、4番と9番。いやぁ、久しぶりに聞くと目から(耳から?)ウロコ。ああ、こんなにすごい工夫が凝らされていたかぁと思う事しきり。学部生の時には聴いていてもその凄さには全く気付かなかったよなぁ。ヘンなところを見ちゃってたんだな。今でも楽譜片手に見てしまったら、きっと変な耳フィルターがかかるでしょう。今日みたいに耳からの情報だけで音楽を体験していくと素直に聴こえたものだけに反応するから、頭や目では見えないものがわかるんだろうな。今回は楽想の連結やら音色への工夫にすさまじい執念を感じました。それらが小細工でないのがすごいねぇ。自分の書いてる音符のスケールの小ささを思うと落ち込みます。はぁ。時代が違うとは言え、その精神は充分に学び取りたいなぁ。
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