白ばら会合唱団が定期演奏会(今年の12月8日です)で猫祭を取り上げてくださるとのことで、練習に行ってきました。本郷にある東大構内での練習。この合唱団は東京大学の学生とお茶の水女子大学の学生を中心に構成された、非常に歴史のある合唱団。現在の人数は7、80人と聞きましたが、多分今までで一番人数の多い猫祭になると思います。大体自作の練習に立ち会う時は、指揮者の方に練習を進めていただきながら横からコメントを挟んでいくかたちを取る事が多いのですが、今日は違いました。前半に普段通りの練習を見せていただいて、後半には完全に僕が前に立って振りながらいろいろ伝えていくというかたち。何しろいきなりだったので僕の指揮もかなりアヤシかったはずですが、合唱団のみなさんが集中力の高さでちゃんと合わせてくれました。大学の合唱団は良くも悪くも、長い練習期間の間に表現を体に染み込ませるように表現の純度を上げていく一方で、表現の自由度が狭まってしまう団体が多いような気がしますが、白ばら会の人たちはあまりそういう感じはなかったですね。何か言った時にパッと切り替えて新しい表情を見せてくれる。適応力があります。前半に見せていただいた練習でも基礎的なことに重点を置いていましたし、そのあたりが適応力につながっているのかもしれません。楽譜の意図を、音楽の呼吸という視点から少し話させてもらいましたが、きっと本番までにまだまだ変化してくれることでしょう。楽しみです。ところで練習後の会話で、お茶の水女子大が茗荷谷にあることを初めて知りました。上京してから8年間、お茶の水にある大学だと信じて疑わなかったのに・・・。いやぁ、驚いた驚いた。
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