最近 openArtというサイトを覗いてみてます。大量にプリントしている間に一本見てみたり。無料だけど、どうしてなかなか、佳作が見つかります。(勿論素人視点で見て、なんだけど)村田朋泰氏の「朱の路」はパペットアニメ好きには何とも言えず落ち着く世界。ピアノを弾く指が、ちゃんと音とシンクロしてるのは、音楽やってる人間としては嬉しいポイント。その辺で残念に思う映画とドラマってたくさんありますからね。シンクロだけではなくて、音の使い方も素敵。ちょうど真ん中あたりの部分で、バラバラに弾かれていた音がメロディにつながっていくところなんか、実に素晴らしいうつろい方。こういう音楽は、映像と一緒に聴こえてくると俄然輝き出しますね。永田ナヲミ氏の「注文の多い料理店」は宮沢賢治を映像化した作品。十分知っているストーリーを、飽きさせずに見せてくれます。テンポ感がカギなのかな?こういうタッチが嫌いな人はきっと嫌いなんだろうけど、僕は大好きです。この匂い。シュワンクマイエルのドン・ファンを思い出しました。原作の方はたしか小学校の国語で読んだような気がするんだけど、今にして思えば、よくこんなブラックな話が教科書で読めたなぁ。宮沢賢治って、意外にもシュールなところを持ち合わせてますね。…と、ブロードバンドの恩恵を感じている今日この頃。
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