楽曲登録申請

作曲はじわじわ進めています。が、なかなかまとまった時間を作れないのが困ったところ。時間を上手く使えれば解決するのだろうけど、難しいですね。でもなんとかするしかありません。今書いているのは結構シュールな曲に仕上がりそうです。曲の中で大胆に自由に遊べたら面白い曲になってくれそうだな。今日は長い間溜めまくっていた著作権協会の作品登録申請書を書いていました。10曲くらいまとめて申請。1曲出来る毎に申請しておけばラクなんだろうけどねぇ。こういうところのルーズさも悪いところです。はやく直さないと。この申請書に書くのは曲名や歌詞(歌モノの場合)、権利者名(作曲者以外にも作詞者とかね。)、いつ公表されたか、などの項目に加えて曲の冒頭のメロディを5線譜で書く欄があったりします。一応「可能な範囲で書くこと」という但し書きはあるけれど、そもそもメロディらしきメロディのない場合にはどうするんでしょうね。(すぐに意地悪いことを考えてしまう僕)現代音楽の類は困る曲がかなりあるはず。例えばリゲティのアトモスフェールみたいな曲の冒頭部から、どこを取り出してきて記譜するのか。現代音楽でなくてもたとえばパーカッションアンサンブルとか、ラップとか、困る場面が多そうです。今回僕の申請したのはいたってありきたりの曲ばかりだったので問題なかったけど、そのうち困ることも出てくるだろうなぁ。その他には、歌モノの場合には歌詞の歌い出しの部分を書く欄があったりします。こういった各項目を書いていって、「この曲が他の曲とは違う自分の創作物である」という申請をするわけです。そして、作品が演奏会で演奏されたりする機会があれば使用料の一部が入金されてくると、そういうシステムです。(諸経費を差し引かれます)たくさん演奏されている人はどうだかわかりませんが、僕なんか年に何百回も演奏されているわけじゃないので入金されるのも雀の涙ほど。著作権協会に入会金も年会費も収めるから差し引いてみるとマイナスになることもあるくらい。「印税生活」なんて言葉が夢のような楽な生活の代名詞に使われたりしますが、僕にとってはまさに夢のような遠い世界の話です。シリアスミュージックの作曲をやっている限りは印税生活なんて夢のまた夢です。まぁ、儲けようと思って敢えて作曲を選ぶほど馬鹿じゃないし(絶対に他の職業の方が確実に稼げるでしょう)、印税生活できなくてもいいんですけどね。(と強がってみる。)


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