明日が締め切り予定で頼まれた金管バンド用のアレンジ3曲完成。既にパート譜のプリントアウトも終わって、あとはクライアントに渡すのみ。締め切りに余裕を持って全てが終わるのは気持ちのいいもの。アイルランド民謡ばかり3曲を殆どサイズを変えずにアレンジするという注文だから、作業量としてはさほど多いわけではないんだけどね。ロンドンデリーの歌はもともとよく知っている。いろんなアレンジもある。庭の千草は今回改めて見直したけれど殆ど旋律構造が変わらないので和声付けが大きく印象を左右するはず。うっかりするとやたら単調な曲になってしまいます。フェルマータする部分の表情がなんとも言えない。もう1曲のガチャガチャバンドという曲は全く知らなかった曲。検索してみてもあまり情報が見つからなかった。シンプルながらも結構面白い曲。あちらの言葉で歌うと早口が面白くなるらしい。何日か前にテレビでやっていた舞踏家の大野一雄さんのドキュメンタリーの中でも庭の千草が何度も歌われていた。老いて殆ど体の自由の利かない大野さんが故郷の函館でステージに立って、それでもなお踊り続けていた風景が印象に残っている。手で舞うだけでも、異常な求心力を持って訴えてくる。あの手の動きは何なのだろう。技術とか型とかを超えたところにあの動きがあるような気がする。舞踏やダンスは、もっと若い人たちだけのものかと思っていたけれど、それが誤りだと知った。
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