貴重な音楽書の出版(特にドイツ系の翻訳もの)を続けている出版社(株)シンフォニアは、僕にとっても貴重な書籍をいくつも出してくれている出版社なのですが、ホームページもなく、各々の商品もしばらく店頭でみかけないと思っていたらひょっこりと復活していたりして、消費者側からするとその全貌が謎のヴェールに包まれた会社です。
2014年2月に偶然、ヤマハ池袋店で同出版社のカタログを初めて見つけたのですが、中を見てみると、見知らぬ魅力的なタイトルがたくさん。きっとこれは他の皆さんにとっても役立つカタログになるだろうと思い、掲載されている全タイトルを書き起こしてみました。実に136タイトル。よくぞ出してくれた!というラインナップです。
写真でもおわかりになるように、このカタログ本体は全ての章立てまで記載されていて、項目を読んでいるだけでも著者の慧眼に啓発されるものがいろいろ見つかります。できればこの章立てまで入力しようと思ったのですが、さすがに時間がかかりすぎるので断念。うまく検索すればネット上で見つかるものもありますので、書名で通販サイトなどを複数探してみると良いかもしれません。
なお、ジャンル分けはカタログに従いましたが、時々別ジャンルに紛れ込んでいるようなタイトルもあります。
- ピアノ、クラヴィーア
- クラヴィア奏法 バロック・クラヴィア演奏の手引
- マールブルク著 星出雅子訳
- チェンバロ演奏の原則
- サンランベール著 山田貢訳
- チェンバロの演奏法 技法・様式・史料
- ハリッヒ・シュナイダー著 山田貢訳
- チェンバロを弾く人のために
- ノイベルト著 山田貢訳
- ピアノを語る バレンボイム、ポリーニ、アラウ、リヒテル、ブレンデル(各小伝付き)
- 井本晌二訳
- ショパンをひく 演奏家の系譜と技法
- キャンベル著 井本晌二訳
- バッハのクラヴィーア、オルガン作品の装飾法
- クロッツ著 廣野嗣雄訳
- ピアノの演奏様式
- クーパー著 竹内ふみ子訳
- ピアノ初見演奏法
- カイルマン著 竹内ふみ子訳
- フンメルのピアノ奏法 クラシックからロマン派へ
- フンメル著 越部倫子訳
- 文献にみるピアノ演奏の歴史 ハンマークラヴィアからブラームスまで
- モルゼン著 芹沢尚子訳
- ピアノ曲の分析と演奏
- ケルターボルン著 竹内ふみ子訳
- ピアノ現代曲の演奏法 アヴァンギャルドのテクニック
- コンタルスキー著 田中邦彦訳
- クープラン・クラヴサン奏法 付・資料:クラヴサン曲集より
- 山田貢訳
- ピアノ演奏のテクニック 音色、タッチ、フレージング、ダイナミクス
- フィリップ著 村山信行訳
- ヴァイオリン、チェロ
- バロックのヴァイオリン奏法
- ジェミニアーニ著 内田智雄訳
- アウアー・ヴァイオリン奏法
- アウアー著 今田理枝訳
- ヴァイオリンを語る 付;ヴィオラ奏法
- メニューイン、プリムローズ著 内田智雄訳
- バッハの無伴奏ヴァイオリン・ソナタ及び無伴奏チェロ組曲の演奏法
- エフラティ著 三木敬之訳
- 弦楽器と旋律楽器奏者の和声学
- コルネーダー著 小沢和子訳
- 弦楽器のイントネーション メロディーとハーモニーの耳を良くするために
- ヘマン著 海野義雄監修、竹内ふみ子訳
- シゲティのヴァイオリン演奏技法 個性的表現の理論と実践
- シゲティ著 内田智雄、古新井恵理訳
- メニューインとの対話 世紀の名ヴァイオリニストの生き方
- デイヴィッド・ダバル対談 伊藤恵以子訳
- 弦楽四重奏曲の演奏法
- ハイデン著 井本晌二訳
- 弦楽四重奏曲の流れ ハイドンからシューベルトまで
- コーノルト著 井本晌二訳
- チェロの本 歴史―名曲―名演奏家
- カウリング著 三木敬之訳
- チェロを語る 演奏の哲学・技法・歴史
- プリース著 三木敬之訳
- フルート、ホルン、リコーダー
- モイーズ:アンブシューア、イントネーション、ヴィブラートの練習
- 増永弘昭訳
- バロック音楽のフルート奏法 クヴァンツの「フルート奏法試論」を今日に生かす方法
- シュミッツ著 増永弘昭訳
- フルート奏者への実践的アドヴァイス
- シュミッツ著 増永弘昭訳
- フルート奏者のヴィブラート
- ゲルトナー著 石原利矩訳
- フルート奏法試論 バロック音楽演奏の原理
- クヴァンツ著 井本晌二、石原利矩訳
- フルートテクニックの総点検 チェック・アップ
- グラーフ著 増永弘昭訳
- フルートの歌わせ方
- シュミッツ著 増永弘昭訳
- フルートを語る
- ゴールウェイ著 吉田雅夫訳
- よい音を出すためのテクニック ゴールウェイ「フルートを語る」より
- ゴールウェイ著 吉田雅夫編訳
- クラシック・ロマン派のフルート奏法
- シュミッツ著 井本晌二訳
- ケーラー・フルート第1巻 作品33-1分析、解釈、練習法
- 植村泰一校訂・解説
- ケーラー・フルート第2巻 作品33-1分析、解釈、練習法
- 植村泰一校訂・解説
- ガリボルディ・フルート奏法 作品128
- 吉田雅夫監修 山内のり子訳
- アルテス・フルート奏法 第1巻
- 植村泰一訳、解説
- アルテス・フルート奏法 第2巻
- 植村泰一訳、解説
- 完全なフルート奏法 第1巻
- タファネル、ゴーベール著 吉田雅夫訳、解説
- 完全なフルート奏法 第2巻
- タファネル、ゴーベール著 吉田雅夫訳、解説
- フルート・名手の技法 問題解決のための選択肢
- ウィーズ著 シンフォニア編集部編
- 装飾法のレッスン
- ウィーズ著 竹内ふみ子訳
- わがフルート人生
- ゴールウェイ著 中井実訳
- 音楽、わが愛 自叙伝
- ランパル著 吉田雅夫訳
- わが生涯 フルートとともに
- クヴァンツ著 井本晌二訳
- フルートと私
- 吉田雅夫著 植村泰一対談
- ホルンを語る
- タックウェル著 村山信行訳
- ホルン演奏の技巧・解釈
- クーシンズ著 村山信行訳
- アルト・リコーダー演奏の技法
- 矢沢千宜著
- 総合アルト・リコーダー講座
- リューティ著 矢沢千宜、須永恒雄訳
- 声楽
- ベルカント唱法のヒント 巨匠が教える実践法
- マヌエル・ガルシア著 山内すみえ、今田理枝訳
- カルーゾとテトラツィーニの歌唱法
- カルーゾ、テトラツィーニ著 今田理枝訳
- カルーゾの歌唱法の秘訣
- カルーゾのヴォイストレーナー:フチート、バイヤー共著 今田理枝訳
- ドビュッシーが自作で教える歌唱法
- バトリ著 小林緑訳
- アグリコラ・バロックの声楽技法 トーズィの歌唱法より
- クライン、小椋和子訳
- 声楽の知識とテクニック
- ヘフリガー著、小椋和子訳
- ドイツ学生歌の世界
- R.ラング、長友雅美著
- シューベルトの三大歌曲集 歌い方と伴奏法
- ジェラルド・ムーア著 竹内ふみ子訳
- ベートーヴェン第9交響曲・合唱の歌い方
- エーバーハルト著 川口豊訳
- 私の歌唱法 テクニックの秘密
- リリー・レーマン著 川口豊訳
- 通奏低音の練習 歌いながら弾きながら
- テレマン著 山田貢、須永恒雄訳
- 合唱の発声練習
- シュナイダー著 今田理枝訳
- 合唱練習の理論と方法
- エーバーハルト著 今田理枝訳
- 歌唱法の理論と練習 ベルカント唱法の基礎
- マルケージ著 今田理枝訳
- 呼吸の理論と実際
- コフラー著 井本道子訳
- 指揮、オーケストラ
- コンパクト指揮法 理論と実践
- シャーパー著 田中邦彦、永田孝信訳
- オーケストラの知識 指揮、合奏、鑑賞のために
- メリッヒ著 吉田雅夫、竹内ふみ子訳
- 指揮者とオーケストラの間
- ディーステル著 須永恒雄訳
- オーケストラの中の音楽家
- クーレンカンプ著 須永恒雄訳
- 理論、分析、解釈
- すべてがわかる音楽理論
- グラープナー著 井本晌二、竹内ふみ子訳
- 作曲と演奏のための対位法
- ブラッハー著 田中邦彦訳
- 音楽分析の方法 モーツァルト作品を例として
- ケルターボルン著 竹内ふみ子訳
- 大作曲家の対位法
- デ・ラ・モッテ著 瀧井敬子訳
- 大作曲家の和声
- デ・ラ・モッテ著 瀧井敬子訳
- バッハ・マタイ受難曲 解釈と演奏
- リリンク著 松原茂訳
- バッハ・ロ短調ミサ曲 解釈と演奏
- リリンク著 松原茂訳
- ヘンデル・メサイア 演奏と解釈
- シュミート著 井本晌二、竹内ふみ子訳
- ハイドン・天地創造 演奏の手引き
- フランツ著 松原茂訳
- 弾きながら身につく和声技法のエチュード
- ギュルデンシュタイン、ケルターボルン著 石桁真礼生、吉田雅夫訳
- 器楽演奏家に必要な和声の基本と和声分析
- モルパン著 河竹英克著
- よい演奏をするために 私の演奏体験の中の「演奏の原理」
- 吉田雅夫著
- バロック音楽の装飾法
- シュミッツ著 山田貢訳
- 演奏の原理
- シュミッツ著 吉田雅夫監修、井本晌二、瀧井敬子訳
- 後期バロック音楽の演奏原理
- シュミッツ著 瀧井敬子訳
- バロック音楽の演奏習慣 バロック音楽の楽典
- フロッチャー著 山田貢訳
- 演奏のための形式論入門
- ヴェーバー著 井本晌二訳
- 演奏のための和声法入門
- ヴェーバー著 井本晌二訳
- 演奏のための音楽通論
- シャーパー著 田中邦彦訳
- コンパクト 音楽理論 考え方・解き方
- シャーパー著 星出雅子、今田理枝訳
- コンパクト 楽譜の構造と読み方 音楽の基礎知識
- シャーパー著 越部倫子訳
- コンパクト 音楽の仕組み 演奏に役立つ作品分析法
- シャーパー著 越部倫子訳
- コンパクト 音楽の表現形式 作品研究の新たな試み
- シャーパー著 田中邦彦、永田孝信訳
- コンパクト 音感を育てるための理論と方法
- シャーパー著 越部倫子訳
- 絶対音楽の理念 19世紀音楽のよりよい理解のために
- ダールハウス著 杉箸陽一訳
- 声無哀楽論 付:中国音楽美学入門
- 嵆康著 石黒健一訳 張前解説
- 即興演奏の方法
- ブレスゲン著 小沢和子訳
- メロディーの理論と実際
- ダールハウス/アーブラハム著 杉橋陽一、瀧井敬子訳
- 演奏家のための和声分析と演奏解釈・バッハ
- D・ディエティニー著 細野孝興訳
- 演奏家のための和声分析と演奏解釈・続バッハ
- D・ディエティニー著 安田香訳
- 演奏家のための和声分析と演奏解釈・フォーレ
- D・ディエティニー著 関根敏子訳
- 演奏家のための和声分析と演奏解釈・モーツァルト、ベートーヴェン
- D・ディエティニー著 小林緑、笠羽栄子訳
- 演奏家のための和声分析と演奏解釈・シューベルト、リスト
- D・ディエティニー著 安田香訳
- 演奏家のための和声分析と演奏解釈・ショパン
- D・ディエティニー著 笠羽映子、椎名亮輔訳
- 演奏家のための和声分析と演奏解釈・シューマン
- D・ディエティニー著 細野孝興訳
- 演奏家のための和声分析と演奏解釈・ドビュッシー
- D・ディエティニー著 笠羽映子訳
- 和声法・考え方、学び方、解き方
- ボリス著 田中邦彦、永田孝信訳
- 音楽美学
- ダールハウス著 杉橋陽一訳
- モーツァルト「アイネ・クライネ・ナハトムジーク」成立と分析
- レックスロート著 井本晌二訳
- 音律について 上巻 バッハとその時代
- ケレタート著 竹内ふみ子訳
- 音律について 下巻 ウィーン古典派
- ケレタート著 竹内ふみ子訳
- 美しいメロディーをつくるための演奏原理
- グラーフ著 増永弘昭訳
- 演奏のためのリズムと拍節
- ベナリー著 竹内ふみ子訳
- 音楽史
- コンパクト 西洋音楽史 上巻 音楽の始まりからバッハ時代まで
- シャーパー著 井本晌二訳
- コンパクト 西洋音楽史 下巻 1750年から現代まで
- シャーパー著 井本晌二訳
- 西洋音楽史の要点
- アーベントロート著 杉橋陽一訳
- 中国音楽史
- 呉、劉共著 古新井百合子他訳
- 音楽一般
- 演奏家の基本条件・演奏論入門
- シュミッツ著 吉田雅夫監修 長友雅美訳
- ティンクトリス・音楽用語定義集 付:ルネサンス音楽への手引き
- 中世ルネサンス音楽研究会訳
- 音楽批評
- ブラウン著 松原茂訳
- 音楽を読む法 楽譜を読む人のために
- ラインスドルフ著 井本晌二訳
- 中国の楽器
- 簡其華他編著 石黒健一訳
- スコアの読み方 音楽体験の鍵
- ディックライター著 井本晌二訳
- ドキュメンタリー モーツァルトの生涯
- ドイッチュ、アイブル編 井本晌二訳
- 夜の音楽 ショパン・フォーレ・サティ―ロマン派から現代へ
- ジャンケレヴィッチ著 川竹英克他訳
- ドイツ・オペラの知識
- コーノルト著 杉橋陽一訳
- 私の音楽を支えたもの
- カール・ベーム著 井本晌二訳
- 天才の条件ー音楽家の場合
- ヴェストファール著 井本晌二訳
- 音楽とは何か
- ダールハウス、エッゲブレヒト著 杉橋陽一訳
- ブルックナー・その芸術の源泉
- クヴォイカ著 松原茂訳
- ドイツおよびフランスのオルガン建造技法とオルガン芸術
- シュヴァイツァー著 松原茂訳
- バッハとラウテンクラヴィーア 失われた楽器を求めて
- 山田貢著
- モーツァルトのベースレ書簡を読む
- アイブル、ゼン編著 須永恒雄訳
No comments
Comments feed for this article
Trackback link: http://ht-music.com/otama/wp-trackback.php?p=598