コンクール

(社)全日本合唱連盟と朝日新聞が主催している第58回全日本合唱コンクールの全国大会がこの土日に新潟で行われました。まず各県での大会が行われ、その上位団体による支部大会が行われ、支部大会の上位団体によって全国大会が開催される、というそういうシステムです。中学・高校・大学・職場・一般という外的条件による部門区別があり、更に人数によってA(32人未満)とB(33人以上)という二つの部門にもわかれるシステムです。そのうちの一般・Aの部門で東京支部代表のCANTUS ANIMAE(カントゥス・アニメ)という混声合唱団が、僕の作曲した「みみをすます」から「Prologue,I,II」を演奏してくれて、文部科学大臣賞(1位)とカワイ奨励賞(日本語の曲を演奏した中で最も優秀な団体に与えられる賞)を受賞したのです。「みみをすます」の楽譜は、一般の店頭販売に先駆けてこのコンクールの会場で先行販売されたので、(現実的な現象として)合唱団の受賞が会場での販売数に直結します。「優勝団体の選曲」はその他の人たちに興味を持たせる要素がありますから。間接的には、今回の事がきっかけとなって(コンクールの枠組みを越えたところで)曲が広く演奏されるきっかけと成り得ます。「存在を知られていない曲」は「存在していない曲」と同義なので。そんなわけで、CANTUS ANIMAEのみなさん、ありがとうございました。そしてこのコンクールの受賞には更なるオマケもついてきました。3月に福島県郡山市が開催する「水と緑の全国音楽祭」に合唱団が招待されたのです。(なんと合唱団全員アゴアシ付きだそうな。太っ腹!)その音楽祭では「みみをすます」の全曲を演奏することになりました。が、指揮者は既に別の仕事の予定が入っていてバッティング。その為に、まわりまわって僕が指揮をする事になりました。3月は指揮者として郡山デビューしてきます。自作自演です。振り間違えないように練習あるのみ。


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