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長い間探していた本を入手!帰宅したら、注文してあった本がポストに!届いていたのは朝日出版社のヨーロッパ音楽の歴史(上巻)。下巻だけははかろうじて店頭在庫を見つけて買ったんだけどねぇ。上巻はどうやら絶版になってから久しいようです。日本の古本屋に出てるよ〜と情報を貰ったので早速注文を出して無事購入できたのでした。情報提供者のしゃー君、ありがとう。<(_ _)>西洋音楽史の本にもいろいろあるけれど、この本はとりわけ、歴史の中でそれぞれの事象がどう影響しあっているかを常に意識しながら書かれている点が素晴らしい。他の多くの本はもっと一つ一つの事象の説明に終始しているような気がするけど、こうやって流れを読ませてくれる本は、まだ他に知らないなぁ。もちろんそれぞれに一長一短があって、パッと読んで一つの項目だけを調べたい時にはその他大勢の本や事典をひも解いた方がいいんだろうけどね。「ヨーロッパ音楽の歴史」が絶版になっている背景はもしかしてそのあたりに関係があるのかな、なんて気もします。(西洋音楽史のテスト前にあわてて知識を詰め込む本としては不向きだから。)でも、こういう本も生き残れるような需要があって欲しいな。全てのものが手軽になればいいってものでもないでしょう。じっくり取り組んではじめて見えてくるものも大切にしていきたいですから。

昼過ぎから和声の生徒を一人レッスン。それが終わって夕方からは作曲の師匠宅へ。ここしばらくに書いた楽譜を見て頂いてアドバイスを頂いたりした。リストの交響詩から学ぶべきことがあるらしい。早速見直そう。作曲の勉強を始めた頃に比べたら、それは多少なりともいい曲を書けるようになってきている。けれども本当に魅力のほとばしるような音楽を書くまでには至っていない。当然と言えば当然だけれど、それを諦めずに向上心を持ち続ければ少しは理想に近づけるかな。気づくようになる事、わかるようになる事、できるようになる事。この3つの間にある隔たりのなんと大きい事!人に教えながら、また人に教えられながらそんなことを考えて過ごした土曜日でした。

かな〜り間があいてしまいましたが、大丈夫です。無事に生きています。結局6月末に形にしたいと思っていた新作合唱曲「薔薇」(詩・来住野恵子)は遅れに遅れ、初演ギリギリの完成となってしまいました。関係者各位には御迷惑をおかけしました。<(_ _)>それでもみなさんの大変な努力のおかげで、無事に初演も終わり、東京に帰ってきてから、だいぶ前に書いた混声合唱曲「子守唄」(詩・立原道造)を女声合唱に急いで書きなおす(出版用です)なんてことをやったり、9月の頭に棒を振る合唱団とプログラム決めをしたり、新曲のスケッチを書いたり、たまっていた稼ぎ仕事をこなしたり、なんてことをやりながら過ごしていました。ここ2ヶ月はやたら濃密だったようで、6月の記憶がはるか彼方に霞んで見えるような思いです。うん、濃かったなぁ。その影で、返信し損ねたメールがあるような気がします。すいません。返事の届かない皆様、できれば催促メールを頂けますでしょうか。(^_^;)きちんと過去の日記だとかの書式を整えたいのですが、今日はタイムアップ。明日以降修正していきますのでしばし見苦しいところも残りますがお許し下さい。スタイルシートの使い方を覚え出したので、今後はリニューアルしていくのも少し楽になるのかなぁ。そうそう。リンクも改めてチェックして整え直しますが、先日知り合った若き音楽家集団 Galleria Wind Orchestraのみなさん。要チェックです。僕と同じか年下くらいの音大(卒業)生が立ち上げた団体ですが、プロとしての活動を最初から視野に入れて動き始めています。面白い事になってくれるといいな。9月23日に猫祭を演奏してくれるChor-Shigiの指揮者もまだ若き音大生。自分の仲間を集めて合唱団を作っちゃったようです。団体を新しく作るのってエネルギーがいりますよね。そういうことに挑戦する人がいる、ということは、まだまだ最近の若い人も捨てたもんじゃ無いって事かも。なんてことを書いてる僕は既に若い意識が薄れてきた20代後半です。σ(^_^;)

今日はとある発表会でピアノ伴奏をしてきました。作曲家には「ピアノ科よりよっぽど弾ける」タイプの人もごろごろいますが、残念ながら僕はそこまでは弾けないタイプ。何回ステージに立っても、本番のあの緊張感には慣れません。楽譜と違って消しゴムも使えないしなぁ。とは言え、アンサンブルするのは楽しいし、人前で弾くのも嫌いじゃありません。ただ、もっと上手ければもっと気持ち良く弾けるんだろうなぁと諦め半分で思うんですけどね。今日は元気な子供もいっぱいいる発表会だったので、特別に楽しかった。予想外の発言&行動の連発で気が抜けないのが何とも楽しい。時々ならこういうのもいいのかな。25日に演奏されたフニクリフニクラの合唱アレンジを収めたリーダーシャッツ21 混声合唱/世界のうた篇「リーダーシャッツ21 女声合唱/世界のうた篇」が発売になります。初演の時に、会場でも先行販売していましたが、初版の日付は明日6/1になっているのでお知らせです。1800円で、たっぷり180ページもの楽譜が手に入るおトクな本です。興味のある方はどうぞ。それから、同じ6/1の日付で、猫祭の重版が出ました。今回で3刷目になります。これもご購入下さったみなさまのお陰です。本当に本当にありがとうございます。m(__)m

25日のフニクリフニクラの感想(鈴優会、良かったです!)でも書かなきゃ!と思って過ごしていた本日、合唱団の練習から帰ってきてメールを見たらルチアーノ・ベリオの訃報が届いていた。27日に亡くなったとか・・・。ショックです。もともと好きな作曲家ではあったけれど、何かそれ以上の喪失感を感じます。何でかな?ただただショック。もっと長生きして作曲を続けてもらえるものだと思っていたのに・・・。訃報に接して一気に心がしぼんでしまいました。

25日のフニクリフニクラの感想(鈴優会、良かったです!)でも書かなきゃ!と思って過ごしていた本日、合唱団の練習から帰ってきてメールを見たらルチアーノ・ベリオの訃報が届いていた。27日に亡くなったとか・・・。ショックです。もともと好きな作曲家ではあったけれど、何かそれ以上の喪失感を感じます。何でかな?ただただショック。もっと長生きして作曲を続けてもらえるものだと思っていたのに・・・。訃報に接して一気に心がしぼんでしまいました。

ようやく僕もDVDプレイヤー持ちになりました。とは言っても、買ったわけじゃありません。父がビンゴか何かで景品のDVDを当てたものを、実家では使わないからということで譲り受けたのでした。父の強運に感謝!!接続を済ませて、早速見てみています。この間買ってきておいた詩人の恋と、月に憑かれたピエロに映像をつけた(クリスティーネ・シェイファーが歌って/演じている)ソフトはアタリだったかな。まだ部分的にしか見ていないけど、月に憑かれたピエロの方は、ブラザーズ・クエイの「ストリート・オブ・クロコダイル」みたいなシュールな美しさを持った映像になっているみたい。これは多分僕のツボだなぁ。勿論、シェーンベルクの音世界にもマッチしてます。多分。演奏も文句無く良いし。今度じっくり鑑賞してみよう。

詩人の佐々木幹郎氏がある講義で話していた余談。

モノづくりの秘訣は加算ではなく減算にこそある、と。文学でも音楽でも大半の1流ではない人たちは、思いきって作品から要素を削ることができない、と。(思い当たるフシがあるので耳が痛い)ここからきつねうどんの元祖のお店の話まで飛躍していました。この「元祖」のご主人曰く、「自分が持てる技を100%使った料理をしていたら、一度しか食べてもらえない。技術を抑えて85〜90%くらいにして料理してこそ毎日食べて貰えるきつねうどんになる」そうです。なるほどねぇ。なんとなくわかるような気もします。このお店は、大阪の船場にある「松葉家」。現在、唯一天然モノの薄口醤油を使って味付けしているお店らしいです。関西方面に行く機会があれば食べてみたいな。

ただいま朝の8時。これから飛行機に乗って石川県まで行って来ます。必要な楽譜をさっき書き上げたところです。とある高校の吹奏楽部の練習に行ってくるわけですが、そこが今度のコンクールで演奏する曲の中に、各自が自由に即興演奏してカオスを作る、という現代音楽とかフリージャズなんかで良くやる表現を使う部分があって、僕のところに、その即興部分を書いて埋めて欲しい、という依頼があったのでした。僕もそういったスコアリングをしたこともありますが、もともとこういうのは「何が出てくるかわからない」とか「演奏のたびに音響が変わる」とかいったことに狙いがあるわけで、音符を書いて定型化してしまうと、それは全くつまらない別物になってしまう恐れが往々にしてある。けれど、一方で別にプロでもない高校生がこうした即興を急にやらされてもイメージできる音響が限られるだろうし、戸惑っておしまい、ということにもなり兼ねない。そこで顧問の先生と話して、両者の中間点として各楽器ごとにある程度の素材を提供して、それを組み合わせたり発展させて「即興的な」状態を作る練習をする、ということに落ちついたわけです。それで、ついさっきまで、ステージで使われる可能性が薄そうな音符を、様々なパターンでひたすら書きつけるという作業をやっていました。で、今日の部活の練習時間で、それをネタに、概念や手法を伝えてくることになります。ワークショップみたいな感じになるのかなぁ。こんな依頼を受けたのは初めてなので僕にも想像がつきません。飛行機の中で手順の組立をしておかないといけないな。

実はまだ引越しが完了していなくて、前の住所には小物などがいろいろ残されたまま。それを時間のある時に少しずつ自転車で移動したりしていたんですが、それも今日でおしまい。全部の荷物を運び終えて、最後の掃除も終えて、2年間お世話になった大家さんにご挨拶。鍵も返して、日割り分の最後の家賃も納めてきました。たった2年間とは言え、やっぱり感慨は沸いてきます。僕はこれから死ぬまでにどれくらい引越しをするんだろう、とかね。今日を引越し作業最後の日にしたのには、前の住所での投票をついでに済ませてしまおうという意図もあったわけです。が、投票会場でビックリ。東京都知事選の立候補者が3人だと思いこんでいたのに、候補者にドクター中松の名前が!たしかにここ2週間ほどはバタバタしていて新聞も、テレビのニュースすらも殆ど目を通してなかったけど、ドクター中松のことを報道していたのかなぁ?選挙の公示掲示板でもとんと見かけた覚えがなかったしなぁ。こういう機会に、フロッピーディスクを考案したのはそういえば彼だったな、なんて思い出すんだから、もはやある種の風物詩ですね。選挙といえば、羽柴誠三秀吉さんが今回は出馬していなかったようだけど、どこか他の地方で出馬していたのかな?ちょっとだけ気になります。

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